名物 椿とりめし
今日、椿の名物として愛されることになった「椿とりめし」。
そのはじまりは、おもてなしの心にありました。
かつて、公共の交通機関に恵まれていなかった時代のこと。
神社へのお参りも1日がかり。
遠路はるばる参拝に来られた方々の労を思い、
先代宮司夫人がふるまったのが「とりめし」でした。
以来、人気を博し、今に受け継がれていったのです。
そもそも「とりめし」は、古くから鈴鹿地方の各家庭で
つくられていた地元の味。
素朴で、どこか懐かしい味わいには、
今もおもてなしの心が込められています。