夏越の大祓式

水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶといふなり『拾遺和歌集より―』

1年の上半期を締めくくる6月30日に「夏越の大祓式」が斎行されます。大祓式は、年に2回、6月と12月に執り行われ、私たちが日常生活の中で無意識のうちに犯した罪や穢れを祓い清めるための神事です。
大祓式の期間中、拝殿前には、直径3メートルの「茅の輪」が設置されます。(6月30日とその前後1週間設置)神歌「水無月の夏越の祓いする人は、千歳の命延ぶというなり」を唱えながら茅の輪を3回くぐり、下半期の健康と無病息災や安全をお祈りします。また、形代流し神事では、全国各地の崇敬者の皆さんより集められた形代(かたしろ:紙で作られた人形)を、自己の身代わりとして、当神社の由縁深き御幣川にて祓い流します。どうぞご家族おそろいで、大祓式・茅の輪くぐり神事にご参加ください。

茅の輪とは・・・
 その昔、素戔鳴命(すさのおのみこと)に旅の宿を提供して難儀を救った蘇民将来(そみんしょうらい)が素戔鳴命の教えに従って腰に茅(かや)の輪を下げたところ、その子孫に至るまで厄災なく、栄えたという逸文があることから、この故事にちなんで茅の輪をくぐり罪やけがれを祓い落とす神事が受け継がれています。


◆斎行日

6月30日(日)午後2時より

◆次第

夏越の大祓式午後2時
茅の輪くぐり神事午後2時30分
形代流し神事午後3時30分
  (於:鈴鹿川上流 御幣川川原祭場)

◆交通

<バス>
JR四日市駅より三交バス 偶数時15分発「椿大神社前」下車
近鉄四日市駅より三交バス 偶数時21分発「椿大神社前」下車
近鉄平田駅よりC-BUS 毎時19分発「椿大神社前」下車
JR加佐登駅よりC-BUS 毎時34分発「椿大神社前」下車
<車>
東名阪自動車道・鈴鹿ICより西へ5km