御祭事

獅子舞神事について

獅子舞神事

椿宮獅子神御祈祷神事は、今から約1300年前の奈良時代、当神社の御祭神・猿田彦大神の神裔である行満神主の時に始められました。以来、干支に丑、辰、未、戌の付く年を舞年と定め、この3年毎の巡舞作法を守りながら今日まで伝えられてきた日本最古の獅子舞です。現在は、三重県指定無形民俗文化財に登録されています。

起源

椿宮獅子神御祈祷神事の起源は、奈良時代、第45代聖武天皇の御代のこと。当時、国中に疫病が蔓延し、さらには藤原広嗣の乱によって社会不安が起きていました。天皇は御自ら治世の乱を鎮めるべく、当神社にご親拝。「天下泰安・四海静穏・風雨順時・百穀潤屋」の勅願とともに、吉備真備を遣わして当地の椿の大木に猿田彦大神の神面と天之鈿女命の化身である獅子頭を彫らせて奉納されたのです。すると平安の世が訪れたと伝えられています。

猿田彦大神は、荒ぶる存在である獅子を正しく導き神へと昇格させ、その御稜威をもって天地人四方八方の祓い清めと神人和合を行うと伝えられてきました。この祓い清めにより、人の心の中に宿る妬みや争い、欲望などが清められ、神ながらの心に還るといわれているのです。

演舞

演舞に際しては「神降ろし」が行われ、舞人が着装する神面・獅子頭に猿田彦大神と天之鈿女命の神霊が入神、この二柱の神々に対して神主が大祓詞や祝詞を奏上して祈念を行います。
獅子神御祈祷神事は、獅子舞を奉仕する「神役」7名に神主が1名加わり、計8名にて行われます。神聖な儀式であるため、演舞にあたっては神役全員が禊ぎを行い、心身を祓い清めて奉仕しています。

舞は七段より構成されています。獅子神が天地人四方八方の災厄を祓い清め、神主が大祓詞を唱えて諸願成就を祈念する「初段の舞」から「起こし舞」「扇舞」「後起こしの舞」「御湯立ての舞」「小獅子の舞」「花の舞」へと続きます。
また、舞は「他言無用」といわれています。これは初めての拝観者に先入観を与えないという意図。拝観者の人生観や考え方で全く違った舞に見えることもあります。ぜひ、心身の感性を研ぎ澄ませ、獅子神と会話するがごとくご覧下さい。

演舞

演舞

演舞

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